お墓の地震対策は必要なのか!?お墓の耐震補強について徹底解説

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  • お墓

お墓倒壊
出典:https://ishiyas.com/
日本は世界でも有数の地震多発地帯です。
家屋においても新しい耐震基準が設けられ地震に備えるのが当たり前になってきた今の時代、お客様が気になるのはお墓の耐震強度ではないでしょうか?
今回は、大事なご先祖が眠っているお墓が地震に耐えられるのか?石材店が進める耐震補強は必要なのか?とその費用を徹底解説していきます。

お墓は地震に弱いのか?

お墓のパーツの名前
出典:http://www.shinnihongroup.jp/index.html
まずは、そもそもの疑問である「お墓は地震に弱いのか?」という部分についてお話をさせていただきます。
お墓自体がまず、いくつかのパーツを組み立てて設置しているものなので地震によって倒れる可能性があります。
しかし、倒れると言っても和風のデザインのお墓だと一番上の竿石(さおいし)と呼ばれる部分や、横に設置してある霊標(れいひょう)と呼ばれる亡くなった方の戒名が刻まれている物が可能性が高いと言えます。
それ以外のパーツは接地面積も大きく倒れやすい形状ではないので大丈夫でしょう。しかも、最近ではしっかりと基礎工事で地盤も補強してあるので、それらのパーツが倒れる時は地盤も崩れるくらいの状態なので、ある程度の地震には耐えられる様な施工にはなっています。

昔からの古いお墓にできる地震対策はあるのか?

最近のお墓の施工は地震には強くなってきていると先ほどお話をさせていただきましたが、古いお墓だとお墓の下の基礎工事や施工の面でそのままだと大きな地震がきた時には心配ですよね。
ご先祖様が建てられて代々受け継ぐお墓、しっかりとメンテナンスをして大切にしていきたいですよね。
そのための、状況別での補修方法を解説していきます。
※お墓の大きさや地域によって価格は前後しますので、正確な金額はお近くの石材店で是非見積もりをとってください。

目地の補修:1万円〜5万円

お墓の目地の補修
出典:http://www.ohnoya-cemetery.com/
目地(めじ)というのは、お墓のパーツとパーツのつなぎ目の部分です。
そのつなぎ目に施工されているコーキングが劣化して剥がれてくると、写真のビフォーアフターの様につなぎ目が見えてしまいます。
これをそのままにしておくと、雨が入り中の接着剤もどんどん劣化してしまうので石材用ボンドなどでしっかりと補修していきます。

お墓の傾き直し:約20万円〜

地盤が沈んだりなどしてお墓全体、もしくは玉垣(お墓の周りを囲っている石の柵)が傾いている場合の補修工事です。
玉垣が傾いているだけなら補修工事の費用もまだ抑えられますが、お墓が全体的に傾いてしまっている場合は一度お墓を解体し基礎工事からやり直す必要があるので工事費用は高くなる可能性があります。
しかし、素人ではどこの工事が必要かの判断は難しいので石材店に相談し、一度現地を確認してもらいましょう。

お墓の建て替え:120万円〜

上記の様にお墓が傾きが酷い場合や、墓石にひびが入ってしまってたりして場合によっては、お墓自体を新しく建て替えるという選択肢をとった方がいい場合もあります。
その場合、お墓の撤去費用として約15万円〜20万円と新規のお墓代が約100万円としても合計120万円は少なくともかかると思っていいでしょう。
お墓の撤去の場合は墓地の場所によっても大きく変わってくるので注意が必要です。

お墓の耐震性ゲルって何?

耐震ゲル
出典:https://www.taishin-boseki.jp/
新しくお墓をと考えてる方で、もしかしたら写真の様な「耐震ゲル」という物を使った耐震施工を聞いたことがあるという方もいるかもしれません。
まだまだマイナーな施工ではありますが、最近では勧める業者も少しずつ増えてきています。
この耐震性ゲルのメリットとしては「震度7の地震にも耐えられる」という耐震補強なのですが、石材店でアドバイザーとして勤務してきた僕の経験からして「なくても良い」というのが正直な意見です。
もちろん予算がかけられるのであれば施工するに越したことはないですが、そもそも震度7の地震となれが地盤が沈んでしまう可能性があり耐震施工をしていても地盤の沈みによってお墓が倒壊してしまうことにもなりかねません。
であれば、先ほどお話させていただいた目地の補修など日々のメンテナンスをしっかりと行うことである程度の地震にも対応できるので、僕はそちらをお勧めします。

まとめ

今回は地震の多い日本だからこそ気になるお墓の耐震性についてのお話をさせていただきました。
代々受け継いでいくお墓、新しく建てるにしても今あるお墓を補修をしてもらうにしても、ちょっとした地震で倒れたりしない様にしっかりと信頼のおける業者に依頼したいですよね。
1件だけの見積もりで決めずに、できればセカンドオピニオンとして他の石材店にも詳しく話を聞いてみましょう。